Antoine Courtois Prestige Symphonie 400をご紹介します☆
Antoine Courtois(アントワンヌ・クルトワ)はフランスを代表する金管楽器メーカーとして世界中で人気のブランドです。
今回ご紹介する“Prestige Symphonie 400”はビンテージクルトワを代表するモデルです。
ビンテージといってもそれほど古いものではなく1990年代あたりですので割と最近ですね…
と思いましたが、もう30年も前です💦
時が経つのは早いものです。
このクルトワ400は完成度も高く今でも根強い人気があります。
デザイン、音色ともにクルトワファンにとっては最高の1本です!
クルトワ400ファンならこの写真を見た瞬間…「ん?」と思われたかと。
そうです、主管がAC410(通称ミリエールモデル)のヒレ付き主管が取り付けられています。
もちろんオリジナルではなく、あとから410の主管を単品購入し取り付けた改造品ですが、ミリエールモデルは400のデザインを引き継いだ後継機種のようなモデルでしたので主管もそのまま取り付けができたのです。
※410は400の華やかで優雅な楽器というよりはスライドも主管もヘヴィーな仕様でしたが…
ベルにはクルトワのロゴ刻印、ベル側面には“Prestige Symphonie 400”の刻印がされています。
(側面の写真小さくてすみません…)
400は大きく分けると前期型、後期型とあるようです。
年代による細かい違いはまたご紹介します☆
Fセクションはシンプルなトラディショナル巻きで支柱なし主管(オリジナル)ということもあり、スッキリとした美しい見た目です。
写真の410主管はヒレがついていてインパクト大ですね!
410はもともとラッカー仕上げの主管ですが、400に合わせて銀メッキ加工されています。
Fレバー回りも金メッキ加工されていてカッコいいですね☆
このヒレは410の前期型と後期型で重さが違うようで後期型は軽量化されていると輸入元の担当者に聞いたことがあります。
しかし肝心の410が生産終了になっており主管の重さを比べることができません…
ですのでこの主管が重いのか軽いのかわかりません。残念。
スライドはイエローブラス製でウォーターキィも金メッキに加工されています。
地味なパーツですが、ここが金メッキだとカッコいい!
(スライドはグランツ工房でオーバーホールしており、ぴっかぴかです☆☆)
マウスパイプはこの年代の400にしては珍しく固定式です。
パイプには“A”の刻印があります。
クルトワのマウスパイプ刻印は数種類ありますが、“A”は銀を意味します。
フランス語で銀を意味する“argent”の頭文字から刻印されています。
argentは日本語で“お金”という意味もあるようで、お金と銀がどういう関係なのかなと思ったのですが銀貨ということらしいですね。(間違っていたらすみません)
ちなみに交換式400の銀パイプだとなかなかレアアイテムです。
持っている方は大事に持っておきましょう!
■ Antoine Courtois(アントワンヌ・クルトワ)
■ Prestige Symphonie 400(プレステージ 400)
■ シリアル / 29***
■ イエローブラスベル / 銀メッキ仕上げ
■ マウスパイプ / 銀製固定式
■ 一部金メッキ仕上げ/410主管付
※すでに売約済みの商品です。記録用としてブログに残しております。