Antoine Courtois Elegance 300をご紹介します☆

Antoine Courtois(アントワンヌ・クルトワ)はフランスを代表する金管楽器メーカーとして世界中で人気のブランドです。

今回ご紹介する“エレガンス 300”はジャーマンブラスに在籍していたエンリケ・クレスポ氏が監修したモデルとして僅かな本数ですが国内に入荷していました。
(エレガンスⅡという後継機種も存在するそうですが都市伝説のようなモデルです。国内に所有している方がおられるそうです)

通称クレスポモデルと言われるこのモデルの特徴は何といってもドイツ管のようなチューニング管の巻き方です。

クルトワ トロンボーン 300エレガンス
Antoine Courtois Elegance 300

一般的にはラッカー仕上げのモデルが流通していますが、こちらはベルセクションは銀メッキ。スライドやロータリー周辺など一部金メッキ仕上げになっており後からメッキ加工されたものなのか…オリジナルの特注仕様なのか…いまとなっては詳細はファーストオーナー様にしかわかりません。。。

Antoine Courtois Parisの刻印
Elegance 300の刻印

ベルにはクルトワのロゴ刻印、ベル側面にはエレガンス300の刻印がされています。
(側面の写真小さくてすみません…)

Fセクションは300とは支柱の数も違いシンプルに設計されています。
主管も支柱なしでどちらかというと400に近いデザインですね。

支柱も少ないシンプルなデザイン
F抜差しは上下ともに抜差し可能

F管の抜差しは下側も抜差し可能なデザインでかっこいいですね☆
Fレバーは300と共通で親指の右側からレバーが出てくるデザインですが300とはレバー構造が異なります。
実はこのレバーの持った感じが日本人の手には馴染みが悪く、一部の愛好家から操作性が不評なのも300の特徴です💦

レバー回り
交換式ニッケルパイプ

レバーアクションはヒモ式で各パーツに金メッキが施されています。
他のクルトワ300や400とは違いエレガンス専用のレバー設計です。普及品の300よりは持ちやすいです!

スライドは当時の300や400とは違う設計となっていて持ち手がカーブしていますね。
このスライド持ち手の形状は現行品のAC422などにも採用されている“エルゴノミックスライド”で人間工学がうんたらかんたら…と持ちやすさを考えたデザインのようです。

また持ち手とクルークは金メッキが施されており豪華な仕様になっています。
マウスパイプは交換式で“M”の刻印があります。
クルトワのマウスパイプ刻印は数種類ありますが、“M”はニッケルシルバーを意味します。
フランス語でニッケルシルバーを意味する“maillechort”の頭文字から刻印されています。


■ Antoine Courtois(アントワンヌ・クルトワ)
■ Elegance 300(エレガンス 300/クレスポモデル)
■ シリアル / 20***
■ イエローブラスベル / 銀メッキ仕上げ
■ マウスパイプ / ニッケルシルバー製
■ 一部金メッキ仕上げ

※すでに売約済みの商品です。記録用としてブログに残しております。