こんにちは☆
レマンテ隊長こと山口です。
(誰も見ていないだろうブログの最初の頃の投稿にスタッフ紹介があります…笑)

当店では中古マウスピース販売が主な商品のひとつでもあるのですが、今日は買い取ったマウスピースが中古商品としてWEBに並ぶまで…をご紹介します!!

買取って写真撮ってWEB掲載して、さくっと簡単だね!
と思っているあなた!…実はWEB掲載までには色々と下準備があるのです。

それでは早速ご紹介~!

① マウスピースを買い取る!

まずは中古で売るためにはマウスピースを買取しなくてはいけませんね。
当店では金管、木管問わず色々な商品を買取しています♪
是非ご不要なものがございましたらお気軽に買取査定してください☆
査定フォームはこちらから → 査定のページへ

査定は高すぎず安すぎず…ほぼ私の感覚で査定しております。

買取したマウスピース

こちらは先日買取したばかりのトランペット用マウスピースです♪
それでは買い取ったマウスピースがこの後どうなっていくか見てみましょう~

② まずは洗う!ひたすら洗う!!!

買取ったばかりのマウスピースは表面が汚れていたり、カップ内やスロートが汚れています。
直接口をつけて演奏する場所なので衛生的にもしっかりと綺麗にしておきたいところです!

表面の掃除はもちろんですが、意外と使用済みマウスピースはスロート(カップ奥の細い穴)にものすごく汚れがたまっています。
白いザラザラの斑点が出来ていたり、茶色い汚れがびっしりついていたり…決して綺麗な状態ではありません。

この部分の掃除をしっかりとすることで見た目もよくなりますし、スロートの内径も設計通りの太さに戻せます。
汚れでスロートが細くなっているマウスピースは意外と多いんですよ。。。

マウスピース洗浄中

マウスピースブラスと洗剤(ブラスソープとか色々)を使ってゴシゴシと綺麗に磨きます。
あまり強くこするとスロートのメッキを傷めてしまうので少し磨いては中を確認して…を繰り返します。

3本とも綺麗になったかな~

きれいになったかなー?

③ 綺麗に洗ったら磨きます!

さてスロートも表面もピッカピカに掃除できたら一度スワブを通して全体を綺麗に拭きあげます。
この時にキズや打痕などマウスピースの全体をチェックします。

金管マウスピースは基本的に銀メッキですが、全体に黒く変色していたり、シャンクの傷が目立つ場合があります。
洗った後は黒ずみを取ったり、シャンク傷など全体の細かい傷を消していきます。
黒ずみはシルバーポリッシュを使うと綺麗になりますが、研磨剤が含まれているため銀製品専用の薬品を使います。
薬品には研磨剤が含まれていませんので銀メッキが削れることもありません。

シャンク傷は程度によりますが、磨いて消えそうなものは綺麗にします。
金メッキ仕上げはメッキ層が薄いので残念ながらあまり綺麗には仕上げることはできません…
磨いてしまうと下地の銀メッキが見えてしまうのです…

下の画像をよーく見ると、ボディ部分の2重線の黒ずみが綺麗になっていますね☆
あとシャンク傷が気持ち目立たなくなっています。
(金メッキは磨けないので傷だらけですが…)

表面の黒ずみやシャンク傷をなるべく綺麗にします。

④ 磨いたらまた洗います!

磨いたあとはマウスピース表面に薬品などがついているので、クロスで綺麗に拭きとるだけではなくもう一度洗います!

洗剤で洗って→拭いて→洗って→磨いて→洗って。

みたいな感じで3~4回洗ってます。
基本ずっと洗ってます!

⑤ 最後に仕上げの吹きあげと袋詰め

ラスカルも驚くくらい洗いまくった後はキレイなクロスで丁寧に拭いて、袋にいれて出来上がり~☆

この後、別日に撮影→WEB掲載となるのですが、撮影の際に指紋がつくので、そのあとまた洗ってます。笑
また撮影の時には重量も量っています。
これは特に意味はないのですが、なんとなく量っています。

これまでにトロンボーン用で350本ほど重量を量って全てデータで保存しています。
なので各メーカーの品番ごとの重さの違いや同品番の誤差などマニアックな情報が残っているのです(^_^;)

綺麗にした後は袋にいれます

という感じで中古マウスピースを買い取った後は「ただひたすらに洗っているだけ」というのがよくわかるブログでしたね。笑

次に買われる方が「中古品なのに綺麗!」と思っていただけるよう頑張っております♪

ちなみに商品が売れた際にも最終磨きと場合によってはもう一度洗ってます。笑
袋にいれていても時間が経つと少しずつ黒ずんできてしまうので、皆さん!是非鮮度がいいうちに中古品買ってください☆

以上、中古マウスピースが商品になるまで。でした~