リガチャーのメッキは音色や吹奏感に違いがあるのか?

木管リガチャー編その②です!

前回はメッキ加工で需要の多い、銀メッキ、金メッキ、ピンクゴールドを紹介しました。

今回は少し特殊なメッキをご紹介します!

木管リガチャーとしてはあまり使用されていないメッキもありますので、気軽に試奏する…という訳にもいきません。

音色や吹奏感など大きく変わりますので、大切なリガチャーにメッキをする場合は要注意です。
逆に吹きにくくなってしまう可能性も…

今回は一般的にあまりないメッキばかりですのでサックス用で試奏レビューをしています。
クラリネットの場合はまた違った結果になるかもしれませんが、ご了承ください。

※クラリネット用のメッキサンプルがなく…すみません。

各メッキの特徴

BGリガチャー シャンパンゴールド

【シャンパンゴールド / 金とニッケルの合金】

シャンパンゴールド…素敵な名前ですね♪
その名前の通りシャンパンのような色(薄い金)をしたメッキです。

シャンパンゴールドは、楽器や身に着ける装飾品にはほとんど使用されない珍しいメッキです。
ちゃんと理由はあって、素材に含まれるニッケルが金属アレルギーに反応しやすいという特徴があるからです。

ただし金管用マウスピースとは違い、リガチャーは直接口に触れませんのでリガチャーには効果的なメッキでもあります。

シャンパンゴールドの特徴としては、「全体に硬質なサウンド」「はっきりとした音」という意見が最も多いです。

元々リガチャーではニッケルメッキ加工のものも多く、金メッキとニッケルメッキの中間に位置するようなメッキになります。


リガチャー グリーンゴールドメッキ

【グリーンゴールド / 金と銀の合金】

グリーンゴールドはキレイな緑色のメッキです。
薄っすらとしたグリーンでとても美しいですね♪

銀と金との合金メッキですので、通常の金メッキよりも銀メッキよりの特徴が強い傾向にあります。

金メッキの華やかさを少し控えめにし、しっかりとした吹き心地があります。
銀メッキよりも明るく、金メッキよりも落ち着いた。という中間のような特徴です。


リガチャー ロジウムメッキ

【ロジウムメッキ】

ロジウムメッキは身に着けても安全なメッキとして装飾品に多く使われるメッキです。

プラチナと同じ白金族の金属で、とても硬い金属ですが比重が金、プラチナよりも小さく楽器に施した際の抵抗感はプラチナほどではありません。

リガチャーへのプラチナメッキは人気の高い加工ですが、吹奏感が重すぎて吹きこなせない。という意見も多くあります。
音色にプラチナほどの音圧、重厚感はありませんが、
ロジウムはプラチナに比べると抜けの良い吹奏感で、明るくはっきりとしたサウンドが特徴です。

高音域まで非常に抜けがよく、あまり知られていませんがリガチャーとの相性もとてもいいメッキです♪


リガチャー ルテニウムメッキ

【ルテニウムメッキ】

ルテニウムはまず見た目がカッコイイですね!!!
下地に薄く金メッキをしてからルテニウムをかけています。

音色は「硬い」「パワフル」「ハスキー」といった荒々しい印象の強いメッキです。

他のメッキではあまり変化を感じることがない方も、ルテニウムは吹いた瞬間(聴いた瞬間)に違いがわかるくらい変化の大きいメッキです。

ノーラッカー本体(サックス)との相性も良いと言われています。

試奏サンプルはBGトラディションですが、ジャズ奏者の方からもサブトーンなどでノイズが良い感じに入ると好評でした。
もっと色々なリガチャーにメッキすると面白いかもしれませんね♪


リガチャー プラチナメッキ


【プラチナメッキ】

プラチナメッキはマウスピース、リガチャー、楽器本体とどこにでも相性の良いメッキのひとつです。

ただし、メッキ自体の抵抗が強く、しっかりと響かすのに力がいる傾向にあるので、軽いサウンドや、軽い吹奏感を求める方には合わないメッキです。

音色は太いサウンドで遠くまで直進的に伸びるのが印象的ですが、ルテニウムの太さと違い、密度の濃い音色で音痩せしにくい特徴があります。

サックス用リガチャーとプラチナメッキの相性はとても良く、多くのプレイヤーにも支持されているメッキです。

サテン仕上げについて

これまでに紹介したメッキ加工には全てサテン加工を施すことが可能です。

サテン仕上げとは表面をザラザラの艶消し加工にすることです。

サテン加工することで金属表面が変化し音色も変わると言われています。
一般的には抵抗感が増したり、音色が太くなると感じる方が多いようです。

金管マウスピースでは人気の仕上げですが、リガチャーではサテン加工しない方が人気が高いように思います。

是非色々なメッキを試してみてください♪

当店で取り扱っているメッキの特徴をご紹介しましたが、メッキの種類は他にもたくさんあります。

最終的には吹く人それぞれ感覚は違いますが、最近では色んな楽器店でメッキ加工品を試せる機会も増えてきています。

是非色んなメッキ品を試して自分だけのお気に入りを探してみてください♪